mixpaceアプリにARマーカー位置合わせ/基準点切り替え機能を追加しました

ARマーカー機能

mixpaceアプリケーションへ多くのユーザ様よりご要望頂いていたARマーカーを用いた位置合わせ機能を追加しました。
本機能により、指定した場所への正確な3Dモデルの表示が簡単にできるようになります。

HoloLens 2/iPad版mixpaceの両方に対応

ARマーカー位置合わせはHoloLens 2/iPad版mixpaceで利用することができます。
位置合わせ用のARマーカーはHoloLens 2/iPad版ともに共通で「ご利用方法」ページよりダウンロードいただけます。

最新版のアプリはMicrosoft ストア、App Storeより入手してください。

ご利用方法

位置合わせ用ARマーカーは
① 平で水平な床に置く
② 平で垂直な壁に貼る
の二種類の使い分けすることができます。
どちらの利用方法でも、3Dモデルを配置する際に位置合わせ用ARマーカーをカメラの範囲内に収めると3DモデルがARマーカー上に配置されます。
配置を確定する前であれば、位置合わせ用ARマーカーを動かすと3Dモデルが追従し、3Dモデルを表示させたまま位置合わせをすることができます。

ARマーカーとデバイスの距離

位置合わせ用ARマーカーの認識に最適な距離はおおよそ、
・HoloLens 2: 40[㎝]~1[m]
・iPad:40[㎝]~2[m]
となります。
ただし、照明や背景の影響で距離は前後します。

ARマーカー機能の使い方紹介動画を公開しました。以下のリンクよりご覧ください。

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位置合わせ基準点の切り替え機能

mixpaceアプリケーションへ3Dモデルの位置合わせの基準点をデフォルトの「3Dモデルの底面中央」に加えて、「3Dデータ制作ソフトウェア上の原点(設計原点)」を任意に選択できるようになりました。
3Dモデルの直感的な配置には「底面中央」、図面に従った配置は「設計原点」を基準点として選択してください。

iPad版

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HoloLens 2版

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活用例1:イベント展示

イベント会場などで製品の3Dモデルを展示する際に、ARマーカー位置合わせを用いることで、体験者毎の位置のリセットが容易に行うことができます。
また、コンパニオンや展示会スタッフなどの技術レベルに問わず簡単に位置を合わせることが可能です。

活用例2:施工現場で建物や設備の3DモデルをAR表示させる

現場での基準点に位置合わせ用のARマーカーを置き、3Dモデルを配置することで設計段階で意図した場所に3Dモデルを表示させることができます。

活用例3:機械や製造系3DCADデータ

複数のアセンブリやパーツ間で基準点が共有されていれば、ARマーカー位置合わせ機能を使用することで、複数のモデルを現実空間上で正しい配置で統合してAR表示させることができます。

活用例4:操作性の向上

基準点は3Dモデルの回転と拡大縮小の中心ピボットとして使用されるため、より直感的な回転と拡大縮小操作ができるようになります。

その他のリリース

UIアップデート

機能追加に伴い、より分かりやすく。より直感的に操作できるように、ユーザインターフェースのデザインを変更しました。
iOS版
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HoloLens 2版
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サンプルモデルの追加

新たに追加されたサンプルモデルをご紹介します。
・mxp_5m_grid
x,y,z軸の三軸方向に100[mm]四方のグリッド上に5[m]のサンプルモデルです。
製品の3Dモデルと重ねることで、おおよその外形サイズを視覚化することが可能です。

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対象アプリケーション

iPad版mixpace ver2.2.0 
インストール:https://apps.apple.com/jp/app/mixpace/id1477484189
HoloLens 2版mixpace ver2.2.0
インストール:https://www.microsoft.com/ja-jp/p/mixpace/9ph50tf4jvlv

※ストアからインストールできるアプリケーションを使ってデモモードを無料で利用することができます。デモモードでも、実際にARマーカー位置合わせ機能をお試しいただけます。