iPad版mixpaceご利用のベストプラクティス

MR Tips 2021-02-19

iPad版mixpaceのご利用ユーザー様から、

「ARマーカーを使っても上手く位置合わせ出来ずずれてしまう」
「移動するとどんどん3Dモデルがずれていく」

といったコメントを頂きました。

iPadは自己位置推定と環境認識にVIO(visual-inertial odometry)と呼ばれる技術を使っていて、カメラがとらえた画像に含まれている特徴点を認識し、ビデオフレーム間での位置の違いをトラッキングして、モーションセンサーのデータと比較して現実空間とバーチャル空間との位置関係を確立しています。

しかしどうしてもカメラから得られる画像情報の質次第で自己位置推定の精度が落ちてしまい、結果としてユーザー様のコメントのような「3Dモデルの表示ずれ」が起こってしまいます。

そこで今回はできる限りiPadのトラッキング(VIOの自己位置推定)を向上し3Dモデルの表示ずれを抑えるiPadの操作方法のコツをご紹介します。


1.カメラが特徴点を認識できない環境での利用は避けてください

凹凸やディテールの少ない環境や十分な明るさが無い部屋、一面の白い壁にカメラを向けた場合などではiPadが十分な特徴点を認識できず、 3Dモデルの表示位置の固定や移動時のトラッキングが行えない場合があります。

また、大きな窓ガラスや鏡がそばにあると反射の影響で特徴点の認識にブレが生じます。

ディテールが多く、動く物体が少ない明るいエリアでご利用ください


2.3Dモデル配置前に、iPadで空間全体をスキャンしてください

アプリ起動後にiPadのカメラを周囲に向けてゆっくり回すことで特徴点が収集・記憶されるので、3Dモデル表示後の位置ずれを緩和することができます。


3.ARマーカー認識後すぐにiPadを大きく振らないでください

iPadを素早く、大きく振ってしまうとカメラが特徴点をとらえきれず、3Dモデルの表示位置ずれが発生しやすくなります。

3Dモデル表示後はできるだけiPadを振る角度と速度を抑えてご利用ください。


4.ARマーカーは見たいエリアと利用者の間に配置してください

ARマーカーは見たいエリアと利用者の間に配置することで、ARマーカー認識後にiPadを振る角度を抑えることができます。

ARマーカーを認識したときに画面内に表示した3Dモデルが見える位置・角度でARマーカーを設定しておくと、3Dモデルの表示位置や向きのずれが確認しやすくなります。


5.3Dモデルを目線より高く表示する場合は壁にARマーカーを配置

目線より高く3Dモデルを表示する場合、壁にARマーカーを配置するとARマーカー認識時に表示された3Dモデルも画面内で同時に確認できます。

壁に配置するとARマーカー認識後のiPadを振る角度も小さくてすみ、トラッキングずれを起こしにくくなります。


6.3Dモデルをカメラに捉えながらゆっくり移動してください

iPadを素早く、大きく振ってしまうとカメラが特徴点をとらえきれず、3Dモデルの表示位置ずれが発生しやすくなります。

iPadを床に向けたりカメラの視界を遮ると、位置トラッキングに必要な特徴点が認識できなくなり、3Dモデルの表示位置ずれが発生します。

iPadのカメラが常に進行方向を向き、画面に3Dモデルが捉えられている状態でゆっくり移動してください。


その他、mixpaceのご利用でお困りの場合やご質問がございましたらmixpaceサポートデスクまでご連絡ください。

mixpaceサポートデスク