株式会社大林組様がmixpaceをベースに開発したMR施工管理アプリ「holonica™」を発表しました

導入事例 2021-04-20

株式会社ホロラボが提供するmixpaceをベースに株式会社大林組様が開発したMR施工管理アプリ「holonica™」がプレスリリースされました。

施工場所にBIMデータを重ね合わせるMR施工管理アプリ「holonica™」を開発

効果検証では従来の紙図面を使った仕上げ検査と比較して約30%の時間を短縮できることが確認できたとのことです。

なお、本アプリは4月19日付のテレ朝Newsでも取り上げられていました(0:40までのiPadアプリ部分)。
MR技術を建設現場で活用 「複合現実」で作業効率化

発表内容を一部抜粋にて以下に紹介いたします。


引用元:施工場所にBIMデータを重ね合わせるMR施工管理アプリ「holonica™」を開発 | ニュース | 大林組 (obayashi.co.jp)

MR技術を利用した施工管理業務の効率化、約30%の時間短縮

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、MR(Mixed Reality:複合現実)技術を利用して、目に見える実際の施工場所にBIMデータを重ね合わせて表示することで、設計情報確認、検査記録作成といった施工管理業務を効率化するアプリケーションholonica(ホロニカ)を開発し、仕上げ検査業務における効果を確認しました。
~中略~
階や部屋ごとに細かな設計の違いがあり情報の参照や記録が煩雑な内装仕上げ検査業務において、holonicaを適用して効果を検証しました。情報の伝達漏れを防ぎ、精度の高い施工管理を維持できること、従来の紙図面を使った仕上げ検査と比較して約30%の時間を短縮できることが確認できました。

MR技術のベースにmixpaceを採用

今回大林組が開発したholonicaは、BIMデータが持つ3次元の形状や仕様などの属性情報をMR技術により現地に重ね合わせて表示し、視覚的に設計を理解することを支援するとともに、デジタル空間内の該当箇所への施工管理情報の記録を容易にするアプリです。株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村薫)が提供するクラウドプラットフォームmixpace®(※1)をベースにしており、メガネ型ウェアラブル端末やタブレット端末などさまざまなデバイスから一つのBIMデータにアクセスできるため、利用シーンに適した機器を選択できます。

hololocaとBIMデータ活用

holonicaは、今後施工計画時の合意形成や躯体工事の出来形(できがた)の確認、竣工後の維持管理業務など、多くの場面で活用が期待できます。大林組は、holonicaを幅広く展開することでBIMデータを活用した現場情報管理の一元化を実現し、さらなる生産性向上と高度な施工管理をめざしていきます。

holonicaの機能詳細について

holonicaの機能詳細につきましては大林組様のプレスリリースに記載されていますのでこちらをご参照ください。


今回、holonicaの開発への関りを通じてリアルな現場の知見を大林組の皆様に共有いただくことができ、mixpace開発陣にも新風が吹きました。
今後とも現場により近いソリューションであるために、開発陣一同精進してまいります。
本事例のようにmixpaceをベースにしたカスタマイズも可能です。
建設分野でのMR活用とDX(デジタルトランスフォーメーション)にはぜひmixpaceをご活用下さい。