川田工業株式会社様:大学生対象の先端技術を使った工事の見学会にmixpaceを活用

導入事例 2023-12-19

川田工業株式会社様では、大学生を対象とした先端技術を使った工事の現場見学会にmixpaceをご活用いただきました。その活用の目的や効果について、大阪技術部の水野浩様にお話を伺いました。

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キーワード:見学会、プレゼン、採用活動、人手不足


 

【mixpaceを活用しようと思ったきっかけ】

以前から大学生を現場に招待し、鋼橋の部材やクレーンの架設作業の見学会を開催してきました。今回は、これまで以上に学生に鋼橋の建設工事に興味を持ってもらうため、ICTを活用した先端技術を見てもらうことにしました。その中で、これまでも見学会やフェアなどで利用しており、好評だったmixpaceを採用しました。

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写真 - 大学生がiPadアプリで本工事の3Dモデルを見ている様子

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写真 - 大学生がHoloLens 2アプリで本工事の橋梁の3Dモデルを見ている様子

【活用方法、活用した所感・効果】

今回の見学会では、3D原寸システム「SYMPHONY (シンフォニー)」で作成した本工事の3DモデルをHoloLens 2やiPadで表示して、立命館大学環境都市工学科の3年生~院2年生まで、総勢25名の学生に見学していただきました。実寸大のMR画像で橋梁の部材の説明を行ったところ、学生から「すごい!」「橋梁の工事にすごく興味を持った」といった声が上がっていました。

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写真 - 大型ディスプレイを利用した解説の様子

今回の見学会では、橋梁の支点直下に設けたARマーカーを用いて、3Dモデルを近くで見られるように、現場ヤード上に表示しました。

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写真 - 現地で表示した3Dモデル

【今後のAR技術とmixpaceに期待するところ】

現場の省力化については、まだ十分にできているとは言えませんが、学生を対象とした見学会やフェアなどでは、先進的な技術として非常に好意的に受け入れられています。今後は、以下のような取り組みでMRを活用していきたいと考えています。

・架設をアニメーション表示する現場シミュレーション
・教育訓練の場の活用
・製作の現場での活用(狭隘部の製作性確認)

また、MRで実物と3Dモデルの離隔を計測する機能があると非常に利便性が高まると考えていますので、今後の機能追加に期待しています。


mixpaceチームより

本記事の作成にあたり、詳細な検証事例をご提供いただきました川田工業株式会社 水野様に改めて感謝申し上げます。
頂戴したフィードバックを活かし、さらなる品質向上やよりご活用いただける機能開発に努めてまいります。

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